ロシア政権批判のウラジーミル・カラムラザ氏、モスクワの自宅前で拘束

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ノルウェー・オスロで開かれたフォーラムに参加するウラジーミル・カラムルザ氏=2019年5月28日
/Julia Reinhart/Getty Images

ノルウェー・オスロで開かれたフォーラムに参加するウラジーミル・カラムルザ氏=2019年5月28日 /Julia Reinhart/Getty Images

(CNN) ロシア政権に批判的なことで知られ、過去に2度にわたって毒物を盛られた疑いがあるウラジーミル・カラムルザ氏が11日、自宅アパートの前で拘束された。ロシアの野党政治家イリヤ・ヤシン氏が明らかにしたほか、国営メディアなどが報じた。

ヤシン氏はツイッターに「ウラジーミル・カラムルザ氏がモスクワの自宅近くで拘束された」「何のためかはまだ分かっていない」と投稿。CNNの取材に対し、カラムルザ氏の弁護士から拘束について知らされたと明かした。

ロシア国営RIAノーボスチ通信も、弁護士の話をもとにカラムルザ氏の拘束について報じた。弁護士は同通信に対し、「拘束については今知ったばかりだ。現時点では詳しいことは話せない」としている。

11日にはこれに先立ち、CNNのストリーミングサービス「CNN+」の番組でカラムルザ氏のインタビューが放映されていた。同氏はこの中で、ロシアのプーチン大統領によるウクライナへの「侵略」を非難していた。

カラムルザ氏はまた、ウクライナでの戦争が究極的にはプーチン政権の終わりを招くと指摘。問題は時間と人命の犠牲だと述べた上で、プーチン政権の終焉(しゅうえん)後には民主的なロシアが誕生するとの見方を示していた。

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