ウクライナ侵攻を五輪後に延期、中国がロシアに要請か 西側情報機関

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中国当局者がロシア当局者に対して、ウクライナ侵攻を北京五輪終了後まで待つよう要請していたとされる報告書が明らかになった/David Ramos/Getty Images

中国当局者がロシア当局者に対して、ウクライナ侵攻を北京五輪終了後まで待つよう要請していたとされる報告書が明らかになった/David Ramos/Getty Images

(CNN) 米当局者は2日、西側の情報機関の報告書の中で、中国の当局者から先月初旬、ロシアの高官にウクライナ侵攻の開始を北京冬季五輪終了後に延期するよう求める内容の要請が出ていたとの指摘があったことを明らかにした。

情報筋によると、米当局者はこの報告書を全体的には信頼を置いているが、詳細については解釈の余地があると考えている。

要請はロシアのプーチン大統領が五輪開会式出席のため北京を訪れた時期付近に行われたが、プーチン氏がこの件への対応で中国の習近平(シーチンピン)国家主席と直接やりとりしたかは不明。

当時ウクライナ国境のロシア軍増強を注視していた西側情報機関の当局者は、プーチン氏が中国の怒りを買うのを避けるため、五輪後に軍事行動を延期する可能性があると予想していた。

両国は中ロ首脳会談後、互いの協力関係に限界はなく、プーチン氏がウクライナ侵攻の正当化の理由に挙げる北大西洋条約機構(NATO)の拡大を非難する共同声明を出していた。

米ワシントンの中国大使館報道官は、「この報告書の主張は根拠のない臆測で、中国に非難の矛先を向け中傷するものだ」と述べた。

CNNは在米ロシア大使館にもコメントを求めている。

報告書の存在は米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。

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