ワクチン接種の入国者、新型コロナ検査条件を緩和へ カナダ

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カナダは今月下旬から、新型コロナウイルスのワクチン接種完了者について、入国時の検査条件を緩和する/Eric Thomas/AFP via Getty Images

カナダは今月下旬から、新型コロナウイルスのワクチン接種完了者について、入国時の検査条件を緩和する/Eric Thomas/AFP via Getty Images

(CNN) カナダ保健相は15日、渡航者に対して義務付けている新型コロナウイルス検査に関する規定を28日から緩和すると発表した。

ジャンイヴ・デュクロ保健相によると、28日からはワクチン接種を完了した渡航者についてはPCR検査を義務付けず、簡易検査を選択できるようにする。簡易検査はカナダ到着の前日に受ける必要がある。

さらに、カナダ政府は国民に対する不要不急の渡航自粛呼びかけもやめると表明した。

デュクロ保健相は「私たちの多くが制限の少ない生活を待ち望んでいる。ただし慎重な行動は続けなければならない」と述べ、「ウイルスとの戦いはまだ終わっていない」と強調した。

今後はオミクロン変異株の感染が拡大する前に実施していた無作為検査を復活させる予定。この制度に基づきワクチン接種を完了した渡航者が無作為検査の対象に選ばれた場合でも、検査結果が出るまでの隔離は義務付けない。

ワクチン接種を完了していない11歳以下の子どもについては、ワクチン接種を完了した保護者の同伴を条件として制限が解除され、自主隔離なしで学校や保育所に通えるようになる。検査の義務付けも撤廃される。

デュクロ保健相は、こうした方針については今後再検討する可能性もあると述べ、「カナダは今後の波や今後の変異株に備える必要がある。それは今回のオミクロン株より小規模かもしれないし、小規模ではないかもしれない。このウイルスの進化次第だ」と指摘した。

ワクチンを接種していない旅行者に対しては、今後も検査と14日間の隔離を義務付ける。

ワクチン未接種の外国人は、ごく少数の例外を除いてカナダへの入国を認めない。

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