移民のコンゴ人男性を集団で撲殺、未払い賃金求めた後 リオデジャネイロ

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ブラジル・リオデジャネイロでコンゴからの移民の男性が集団暴行を受け殺害された/Kabagambe family

ブラジル・リオデジャネイロでコンゴからの移民の男性が集団暴行を受け殺害された/Kabagambe family

(CNN) ブラジルのリオデジャネイロ市の警察は2日、同市のトロピカリアビーチの売店で働いていたアフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)出身の23歳男性の移民が未払いの賃金を求めた後、男の集団に襲われ撲殺される事件があったと報告した。

警察は捜査を開始、飲み物などを扱っていた売店に閉鎖を命じた。事件に関連し男3人を逮捕した。

店の監視カメラの映像は、男性がこん棒や野球バットで再三殴られる様子をとらえていた。母親は地元メディアの取材に、事件は男性が2日間分の賃金支払いを求めた後の先月24日に起きたと証言した。

リオデジャネイロ市長は容認出来ず非道な殺人事件と非難し、加害者は罰せられるだろうと述べた。事件はブラジルのソーシャルメディア上でも関心を呼び、著名人らも犯人の処罰を要求。ブラジルのコンゴ人社会も問題の売店での抗議活動を呼びかけた。

被害者の一家は2011年、親族の一部も殺された旧ザイールでの内戦を逃れ、難民としてリオデジャネイロに到着していた。男性の母親は「息子は背骨や首の骨を折られた。殺されないよう出国していたが、彼らは母国でするように息子を殺した」と嘆き、加害者への正義の裁きを求めた。

ブラジル内の人種差別は多くの地域ではびこっているとされ、アフリカ系のブラジル人が再三その標的にもなっている。リオデジャネイロ市議会の議員はツイッター上で「リオデジャネイロは国内で2番目に多い移民を受け入れた。事件は外国人嫌いや人種差別の反映。被害者のために正義を」と記した。

在ブラジルのコンゴ民主共和国大使館はCNNの取材に、ブラジル内で殺害された同国出身者は19年以降、今回で5人目と指摘。このうち3件はリオデジャネイロ市内で起きた。

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