北朝鮮、「全ての活動再開」を検討 核・長距離ミサイル実験に言及か

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北朝鮮の政治局会議に出席した金正恩総書記/KCNA/KNS/AFP/Getty Images

北朝鮮の政治局会議に出席した金正恩総書記/KCNA/KNS/AFP/Getty Images

(CNN) 朝鮮中央通信(KCNA)は20日、北朝鮮は米国に対する防衛を強化し、「一時的に停止していた全ての活動の再開」を検討する方針だと伝えた。

2017年から継続している核実験凍結措置に言及したものである可能性がある。

北朝鮮は弾道ミサイルや核兵器の実験を国際法で禁じられているが、これに違反して兵器開発を続けてきた。

KCNAは19日に開催された政治局会議に触れ、「米国の敵対政策と軍事的脅威がこれ以上見過ごせない危険なラインに達した」と報道。米国との「長期的な対決」に備える必要性に言及した。

報道によると、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記は当局者に「米国の敵対的な動きを効果的に管理」する施策を強化し、米国との信頼醸成措置を見直すよう指示したという。

北朝鮮は1月に入りミサイル実験を活発化させている。これに対し米国は先週、北朝鮮政府の弾道ミサイル開発を支援した北朝鮮国籍の5人と1団体への制裁を発表した。

KCNAによると、北朝鮮は今回、こうした新たな制裁を「おろか」と形容。バイデン政権が「北朝鮮の自衛権を奪う策略を執ように続けている」と主張した。

米国と北朝鮮の外交は1年以上にわたって停滞している。バイデン政権は何度か北朝鮮との接触を図ったものの、これまで反応はない。

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