プーチン氏、非友好的な措置には「厳しく対応」 ウクライナ緊張増す中

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プーチン氏が米国とNATOに向けて「厳しい対応」を取ることもあり得ると警告/Sergey Guneev/Sputnik/AP

プーチン氏が米国とNATOに向けて「厳しい対応」を取ることもあり得ると警告/Sergey Guneev/Sputnik/AP

(CNN) 米国と北大西洋条約機構(NATO)がロシアの対ウクライナ強硬姿勢をめぐりけん制を続けるなか、ロシアのプーチン大統領は22日までに、同国は「非友好的な措置には厳しく対応する」権利を有するとの認識を示した。

米国や同盟国はこのところ、ウクライナ国境付近で軍備増強を続けるロシアがさらなる敵対行為に出れば、相応の結果を招くと警告している。米情報機関はロシアの動きについて、来年初めの全面侵攻に向けた準備と分析している。

NATOのストルテンベルグ事務総長は21日、NATOはロシアと「有意義な対話」に臨む用意があると述べる一方、ウクライナを引き続き「政治的にも実務的にも」支援する考えを表明した。

またドンフリード米国務次官補(欧州担当)は、もしロシアがウクライナ侵攻の姿勢を強めれば、欧米諸国はただちに行動する用意があると説明。協議中の選択肢の詳細には立ち入らなかったものの、制裁の選択肢も排除していないと述べた。

プーチン氏は米国やNATOに安全保障上の保証を要求している。ロシア外務省が17日にインターネット上で公開した草案によると、要求内容にはNATOがこれ以上東方に拡大せず、ウクライナの加盟を許可しないとの拘束力ある誓約を行うことが含まれる。

プーチン氏は欧州の現在の緊張を招いたのはソ連崩壊後のNATO拡大であり、ロシアは対応した動きを取らざるを得なかったと指摘。一方で、NATOへの要求は最後通告ではないとも述べ、「建設的かつ有意義な交渉」を望むとした。

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