シンガポール、コロナ規制緩和 飲食店のBGMも解禁に

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規制措置を受けて離れて食事をする人々=10月23日、シンガポール/Joseph Nair/NurPhoto/Getty Images

規制措置を受けて離れて食事をする人々=10月23日、シンガポール/Joseph Nair/NurPhoto/Getty Images

ガン貿易相が8日の会見で語ったところによると、今後はワクチン接種を全員が完了していれば、最大5人のグループでの外食が認められる。

ワクチン接種済みの入国者に隔離を免除する対象国は、新たにマレーシアやスウェーデン、フィンランドが加わり、計16カ国となる。

同国の新型コロナ専門家委員会は今月中に、米ファイザー製ワクチンを5~11歳の子どもに接種する計画について提言する予定。一方、ワクチンの追加接種は年内に人口の約50%が済ませる見通しだ。

専門家によると、今後の流行に備えて医療体制が強化されたことも、規制緩和の理由のひとつと考えられる。緩和の背景としては、高いワワクチン接種率にもかかわらず他国に比べて規制が厳しすぎるとの批判や、国民の「規制疲れ」などの要因も挙げられる。

アジアではシンガポールのほかにタイ、ベトナム、マレーシアもウィズコロナ政策に転じ、経済の再建を図る構え。感染の第2波で大きな打撃を受けたインドも、先月15日からワクチン接種済みの外国人観光客を一部受け入れ始めた。

ただし、アジア最大の金融都市のひとつである香港は厳しい規制を維持している。最近になって外国人の入国を一部受け入れ始めたが、「高リスク国」とされる米英などからの入国者には21日間、ホテルでの隔離が義務付けられている。

これに対してビジネス界からは、国際金融拠点としての地位が危うくなるとの批判が寄せられてきた。一方、香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、諸外国より中国本土との往来再開を優先するとの意向を繰り返し表明している。

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