コロナで親や祖父母を亡くした子ども、世界で150万人超 共同研究

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新型コロナで両親をともに亡くしたインドの双子の姉妹/Gagan Nayar/AFP/Getty Images

新型コロナで両親をともに亡くしたインドの双子の姉妹/Gagan Nayar/AFP/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルス感染症によって世界で100万人以上の子どもたちが親を亡くし、150万人以上が親や祖父母を含む養育者を亡くしていることが分かった。

米国の疾病対策センター(CDC)と国際開発庁(USAID)、世界銀行、英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンなどの共同チームが世界21カ国の死者について調べた。対象とした死者は、新型コロナウイルス感染による死亡例全体の76%あまりを占める。研究結果は医学誌ランセットに発表された。

それによると、昨年3月1日から今年4月30日までの間に一方の親や祖父母など主な養育者の死を経験した子どもは113万4000人、主な養育者または補助者のうち少なくとも1人が死亡した子どもは156万2000人に達した。

子どもが親や養育者を亡くすとその直後だけでなく、将来にかけて自分自身が病気になったり、虐待や貧困に苦しんだりするケースが多い。

チームによれば、身心や感情面、性的な問題を抱える危険性も高く、その影響で自殺や未成年の妊娠、エイズを含む感染症や慢性疾患のリスクも大きくなる。

祖父母が死亡して精神面、生活面、経済面の支援が途絶え、親戚や里親に預けられる子どもも多い。

感染対策の行動制限により、子どもを保護する体制は最近大きく後退した。

研究者らは、150万人の子どもがこうして親や養育者の死に直面する状況を「隠れたパンデミック」と呼び、社会全体としての支援を呼び掛けた。

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