オーストラリア南東部、「100年に1度」の豪雨被害 自然災害を宣言

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増水したネピーアン川を眺める住民=20日、オーストラリア・シドニー西部/Farooq Khan/AFP/Getty Images

増水したネピーアン川を眺める住民=20日、オーストラリア・シドニー西部/Farooq Khan/AFP/Getty Images

ベレジクリアン州首相は住民に対し、たとえ過去に洪水を経験したことがあったとしても、今回は違うと強調。「私たちが目の当たりにしているのは、過去50年で皆さんが経験してきたのとは違う事態です」と述べ、必要があれば避難指示に従うよう呼びかけた。

被災した住宅や建物の数は現時点で不明だが、相当の被害が出ていることが予想される。もしも被害が増えれば自然災害宣言も拡大される可能性がある。宣言によって、被害を受けた人たちは家の修繕費など財政支援が受けられるようになる。

オーストラリアのスコット・モリソン首相は21日、被災したNSW州の住民に災害給付金を支給すると表明した。

気象庁によると、豪雨は今週も続く見通しで、北部の内陸部や北西部でも大雨が予想される。特に集中的な豪雨が予想される地域では、3月の月間平均の4倍以上の雨がわずか2日で降る可能性もある。

シドニー北部と西部を流れるホークスベリー川では、1961年に発生したのと同様の被害が予想されている。

州内の学校は22日に130校以上が休校になる。雨は24日には小降りになる見通しだが、河川の水位が下がるまでには時間がかかる見通しで、復旧作業は4月まで続くと予想されている。

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