ギリシャ正教会で司祭が撃たれ重体、容疑者は逃走 仏リヨン

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リヨンでの事件後に派遣された治安部隊/Maxime Jegat/Maxppp/ZUMA Press

リヨンでの事件後に派遣された治安部隊/Maxime Jegat/Maxppp/ZUMA Press

パリ(CNN) 仏警察によると、南東部リヨンのギリシャ正教会で31日、司祭(52)が何者かに銃で撃たれた。

警察とリヨン検察によると、司祭は腹部を撃たれて重体。容疑者は依然として逃走中だという。

警察報道官は、容疑者が黒いコートにニット帽を着け、コートの下に散弾銃を隠し持っていたようだと述べた。

近隣住民や市警察のパトロール隊によると、教会付近で銃声が2発響き、走り去る人物の姿が見えた。司祭はその後、教会の裏口に倒れているのが見つかった。

犯行動機は不明。リヨン検察は対テロ検察と協力し、殺人未遂事件として捜査を開始した。

警備にあたるフランス軍の兵士=10月31日/Emmanuel Foudrot/Abaca/Sipa USA/AP
警備にあたるフランス軍の兵士=10月31日/Emmanuel Foudrot/Abaca/Sipa USA/AP

カステックス仏首相は記者団に「重大な事件だ」と語り、危機対応センターを立ち上げると表明した。

同国では南部ニースでの教会襲撃テロを受け、テロ警戒レベルが最大限まで引き上げられたばかり。軍要員4000人が各地の学校や教会などの礼拝施設に配置され、警戒に当たっている。

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