成人の74%、ワクチン誕生なら接種を要望 国際調査
(CNN) 新型コロナウイルスのワクチンが開発され、投与を受ける機会があった場合、世界の成人人口のうち約4分の3に相当する74%がこれに応じたいと考えていることが最新の調査結果で3日までにわかった。
調査は、世論調査企業「イプソス」が世界の政財界のトップらが毎年集う「ダボス会議」の主催団体「世界経済フォーラム」の委託を受けて実施した。
ワクチン接種に最も積極的なのは中国の97%で、最も消極的なのはロシアの54%だった。
調査結果によると、受けたいとした米国人は67%で、関心はほぼないとしたのが33%だった。また、接種を拒否するとした比率のうちの60%は副作用への懸念に言及し、37%は効果があるとは考えないとした。
今回調査の全対象者のうち、ワクチンが今年内に入手可能と予想したのは40%だった。
感染症の専門家らの間では、世界の総人口のうち4分の1以上はワクチン投与の機会を得られないとの懸念が出ている。
世界経済フォーラムの健康・保健衛生問題部門の責任者は声明で、成人の26%が開発されたワクチンへの信頼性を疑っていることはワクチン投入の効果を損ねるのに十分な比率との考えも示した。