美術館で19世紀石膏像の足指を破壊、記念撮影時に接触 伊

観光客が200年前の石膏像を破壊 伊の美術館

ローマ(CNN) イタリアの警察は5日までに、美術館に展示してある像の足の指3本を破壊したとして50歳のオーストリア人男性の身元を特定した。

地元の法執行機関がCNNに明らかにしたところによると、先月31日に破損したのはイタリア北部ポッサーニョの美術館にある200年前に制作された石膏(せっこう)像で、伊彫刻家のアントニオ・カノーヴァの手によるもの。像のモデルであるナポレオンの妹のポーリーヌ・ボナパルトが、脚を伸ばして寝台に横たわる様子をとらえている。

男性の名前は公表されていないが、館内の監視カメラには男性が像の寝そべる台に腰掛けて写真を撮る様子が映っている。その際、うっかり体が像に接触し、像の足の指を破壊してしまったとみられる。

当該の像をもとにカノーヴァが制作した大理石像は、現在ローマのボルゲーゼ美術館に所蔵されている。1757年に生まれ1822年に没したカノーヴァは当時尊敬を集めた彫刻家で、大理石の作品が良く知られている。

警察はCNNに対し、上記の男性について、オーストリアからの8人の団体客とともに来館していたが、1人離れて写真を撮影していたと述べた。

像と同じように寝台に寝そべるポーズを取った男性は、像の右足の指3本を破壊。捜査関係者によると、寝台も破損している可能性があり、現在も美術館の専門家が確認中だという。

警察は公式発表で、男性に連絡を取ったと説明。本人は動揺し、「愚かな行動」をとったことを後悔しているとした。

現地の裁判所は、男性を告発するかどうか現在審議している。

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