無症状者からの感染は「不明点多い」 WHOが修正

WHOは新型コロナの無症状者からの感染について、不明な点が多いと伝えた/NIAID-RML

WHOは新型コロナの無症状者からの感染について、不明な点が多いと伝えた/NIAID-RML

(CNN) 世界保健機関(WHO)は9日、新型コロナウイルスが無症状の感染者からうつることは「まれ」だとした疫学専門家の発言について質疑応答の場を設け、無症状者からの感染をめぐっては「不明な点が非常に多い」と軌道修正した。

質疑応答はソーシャルメディアを通し、リアルタイムで行われた。

WHOのマリア・バンケルコフ氏は8日の記者会見で、新型ウイルスに感染しても全く症状のない人が別の人にうつす例はめったにないようだと述べた。これは「感染の約3割が無症状で起きる」とする米疾病対策センター(CDC)などの見解と食い違い、混乱を招いた。

バンケルコフ氏は9日、現在把握している感染の大半は症状のある患者からの飛沫(ひまつ )で起きるとしたうえで、「症状が出ない人もいる。その正確な数はまだ分からない」「一部の無症状者が感染を広げる可能性は不明だ」と指摘。無症状の感染者や、その中で周囲にうつす人の数について理解を深める必要があると述べた。

同氏は8日の発言に関し、無症状感染者の接触相手を追跡した2~3件の研究に基づいて質問に答えたが、WHOの方針などを示したわけではないと説明した。

質疑応答ではWHOの緊急対応部門を率いるマイク・ライアン氏も、無症状者から感染する可能性については不明点が多いと強調。感染が起きているとの確信はあるとしたうえで、「それがどの程度なのかが問題だ」「分からないことが多い」と語った。

専門家らによれば、無症状または発症前の患者からの感染は合わせて全体の半数を占めるともいわれ、これが各地で外出自粛など行動制限の主な根拠になっている。

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