米カリフォルニア州に持ち込まれた新型コロナ、ゲノム解析で識別

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新型コロナウイルス感染者から採取した検体を解析し、カリフォルニア州には外部から数回にわたりウイルスが持ち込まれていたことが分かった/Michael Heiman/Getty Images

新型コロナウイルス感染者から採取した検体を解析し、カリフォルニア州には外部から数回にわたりウイルスが持ち込まれていたことが分かった/Michael Heiman/Getty Images

(CNN) 米カリフォルニア州で一部の新型コロナウイルス感染者から採取した検体をゲノム解析した結果、同州には外部から数回にわたり、新型ウイルスが持ち込まれていたことが分かった。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校のチャールズ・チウ教授らが8日、米科学誌サイエンスに研究結果を発表した。

チウ氏らのチームは州内9カ所の郡に住む患者36人から採取したウイルスを、MSSPEと呼ばれる新たな手法で直接解析し、専門家の間で共有されている新型ウイルスのゲノム配列情報と比較した。

その結果、少数の感染例がどのようにして大規模な流行となり、迅速な対応でいかに拡大を抑えられるかなどを知る手がかりが得られたという。

チウ氏によると、大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での集団感染はほぼ確実に1人の感染者が持ち込んだウイルスによって起きたことや、ワシントン州などで広がったのと同じウイルス株だったことが分かった。

一方でカリフォルニア州ソラノ郡の患者から医療従事者2人にうつったウイルスは、接触追跡と早期の隔離が功を奏し、そこまでで感染が途絶えたことが確認された。

同州には複数の株のウイルスが異なったルートで持ち込まれ、封じ込めるチャンスを何度も逃していたことも明らかになった。

チウ氏はゲノム解析の新たな手法について、患者が最初に検査を受ける段階で導入すれば、ウイルスの起源や感染経路の把握に役立てられると話している。

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