感染対策で囚人が仮出所、監視は「ワッツアップ」で インド

インドで感染対策として受刑者3人の刑執行を停止し、出所させる措置が取られる/Getty Images AsiaPac/Getty Images

インドで感染対策として受刑者3人の刑執行を停止し、出所させる措置が取られる/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) インドの首都ニューデリーの高等裁判所はこのほど、新型コロナウイルスの感染対策の一環として少なくとも受刑者3人の刑執行を一時停止して出所させ、居場所などについてはメッセージアプリ「ワッツアップ」を通じて捜査担当者に連絡させることを命じた。

対象の受刑者は動画送信して捜査担当者に連絡するが、この手段が不可能ならグーグルマップを活用して自らの所在先を示す証拠を明示しなければならない。

刑の一時中断の期間が終了すれば、関係する刑務所幹部の前に名乗り出ることが求められている。

今回の特別出所が認められた囚人の1人は73歳で、子どもへの性的虐待の罪に問われた。ただ、糖尿病やぜんそくなどさまざまな疾患を抱え、獄内でも病状の悪化が進みかねない状況にあったという。

高裁はこの囚人の一時出所について、前例がない保健衛生維持の緊急事態にある現状に触れ、全ての服役者の医療上の全般的な安全性の確保を図るため刑務所の混雑緩和を図る必要性があるとした。暫定的な出所期間は3カ月間となっている。

臨時出所が同じく承認された別の男性囚人は他人への毒物投与や強盗の罪に問われて禁錮8年の判決を受け、刑期の約半分を終えていた。執行停止の期間は45日間。毒物を仕掛けた他人に死者は出ていなかった。

この囚人は禁錮刑に提訴し、子ども3人と新型肺炎の蔓延(まんえん)で職を失った教師の妻を養う家計の窮境も訴えていた。

インドは新型コロナウイルスの感染拡大を受け全土封鎖の措置を3月25日午前0時から打ち出した。期限は今月14日までだったが5月3日まで延長された。

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