イラク、ロイターの許可剥奪も大統領が「撤回」表明

イラクのサリフ大統領が、ロイター通信に対する取材禁止の措置を撤回すると表明/CNN

イラクのサリフ大統領が、ロイター通信に対する取材禁止の措置を撤回すると表明/CNN

(CNN) イラクの新型コロナウイルス感染状況を伝えたロイター通信が、今月初めに同国での取材活動を禁止された措置について、サリフ大統領は14日、撤回に向けて手続きを進めていることを明らかにした。

ロイターは今月2日、取材活動許可の3カ月間停止と罰金2500万イラク・ディナール(約230万円)を言い渡され、謝罪を求められた。イラクの感染者は公式発表よりはるかに多いと報じた姿勢が、同国の通信メディア委員会に「社会の安全を脅かす」と判断されたためだ。

サリフ氏はCNNとのインタビューで、この措置を遺憾とし、同委員会は政府から独立した機関だと説明。新型ウイルス感染者や死者については透明で開かれた報道が必要との考えを示した。

同氏は一方で、ロイターの記事は政府が数字を改ざんしているかのように報じていたと指摘。世界保健機関(WHO)と国連の報告で改ざんの形跡は一切ないことが確認されていると強調した。数字の食い違いがみられるのは初期の監視体制が整っていなかったためで、イラクだけの問題ではないとも語った。

ロイターのバグダッド支局は、検査にかかわる医師3人や保健当局者らの話として、同国で確認された感染者は政府が発表していた772人を大幅に上回り、数千人に及ぶと伝えていた。

米ジョンズホプキンス大学の集計では、同国で確認された感染者は1400人、死者は78人となっている。

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