ウーバーやフィアット、自社製品の不使用促す異例のCM放送

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米ウーバーなどが製品やサービスの不使用を促す広告を展開している/Uber/YouTube

米ウーバーなどが製品やサービスの不使用を促す広告を展開している/Uber/YouTube

ニューヨーク(CNN Business) 配車大手の米ウーバーや自動車大手フィアット・クライスラーが、自分たちの製品やサービスの不使用を促す異例の広告を展開している。

ウーバーは60秒のテレビCMの中で、自宅で過ごす人たちの様子を映し出し、「自宅にとどまりましょう。それができない人のために」「ウーバーに乗らないでくれてありがとう」というメッセージを流した。

このCMについて米ペンシルベニア大学のジョセフ・トゥロウ氏は、国家の非常時に歩調を合わせたCMを企業が流すのは珍しいことではないとしながらも、ウーバーの広告は、実際にサービスを使わないよう促しているという点で特徴的だと解説する。

ウーバーについては、乗客を乗せることで運転手が危険にさらされる恐れもあると指摘されていた。

ウーバーの幹部によると、このCMは2週間放送して外出しないことの大切さを訴える予定。「今は動かないでいることが、命を救う助けになる」と強調した。

一方、フィアット・クライスラーは10日にSNSを使ったキャンペーンを展開し、車の運転を自粛するよう呼びかけた。

同社のCMは、今年2月のスーパーボウルで流したCMを再利用。ビル・マーレイが朝、目を覚ます場面は同じだが、毎日ジープに乗るマーレイの代わりに、「Stay home. Stay healthy(自宅待機を。健康でいよう)」のメッセージを流した。最後はオフロードを走るジープの映像に、「全てが終われば、あの道が待っている」の文字を重ねている。

インターネットの広告には、クライスラー・パシフィカ、ラム、アルファロメオなどの車も登場させた。

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