少年への性的虐待、バチカン高位の枢機卿が無罪に 豪最高裁で有罪評決覆る

バチカン元幹部のジョージ・ペル枢機卿=2019年2月26日/Michael Dodge/Getty Images

バチカン元幹部のジョージ・ペル枢機卿=2019年2月26日/Michael Dodge/Getty Images

オーストラリア・ブリスベン(CNN) ローマ教皇庁(バチカン)の高官を務めたオーストラリア出身のジョージ・ペル枢機卿が少年への性的虐待で有罪となった裁判で、同国の連邦最高裁判所は7日、この有罪評決を全会一致で撤回した。

ペル被告はメルボルン大司教だった1990年代、日曜日のミサの後で聖歌隊の少年2人に性的行為を強制したとして有罪の評決を受け、昨年3月に禁錮6年の刑を言い渡された。

評決当時はカトリック教会内部の性的虐待問題で有罪となった聖職者の中で最高位の人物だったペル被告だが、事件については一貫して無罪を主張していた。

7日の最高裁の決定により、児童への性的虐待などペル被告に対する5つの有罪評決が覆った。同被告の名は、国が管理する児童に対する性的虐待者の記録からも削除される。

最高裁の決定に異議が申し立てられることはない。これまでのところ原告側からの反応はないが、支援者などは虐待の被害者らにとって痛手となる決定であり、有罪評決によって保たれた司法制度への信頼が揺らぐ事態だとの見解を示した。

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