ローマ教皇、無人の広場に向け祝福 パンデミックの終息祈る

人影のないサンピエトロ広場に向けて祝福を行うローマ教皇=15日/Vatican News via AP

人影のないサンピエトロ広場に向けて祝福を行うローマ教皇=15日/Vatican News via AP

(CNN) ローマ教皇フランシスコが礼拝を行う日曜日、普段であればバチカン市内のサンピエトロ広場は数万人の信者らで埋め尽くされる。

しかし新型コロナウイルス対策でイタリアが封鎖状態にある中、15日のサンピエトロ広場は無人だった。

広場への一般の立ち入りは禁止され、フランシスコ教皇は広場に面した図書館の建物の中から窓越しに祝福を行った。

「このパンデミック(世界的な大流行)の状況において、私たちは多かれ少なかれ孤立して暮らすようになった。そうした中で、私たち教会員全員を結び付ける交わりの尊さを再認識している」。フランシスコ教皇は祈りに続いてそう語った。この様子はバチカンニュースを通じて生中継された。

フランシスコ教皇は、高齢者や貧しい人、ホームレスなどを支援している医療関係者やボランティアをたたえたと、バチカンニュースは伝えている。

正午の礼拝後、教皇はバチカンを離れて2つの教会を訪れ、祈りをささげた。

イタリア衛生当局は、感染拡大を防ぐために外出はできるだけ控えるよう要請している。しかし教皇が教会に向けて、「まるで巡礼するかのように」(バチカンニュース)道路を歩く場面もあった。この教会は、1522年にローマがペストの大流行に見舞われた際に市内を巡行したと伝えられる木製の十字架を所蔵している。

教皇はサンタマリアマジョーレ教会の大聖堂を訪れ、パンデミックの終息を祈った。

イースターを前にした受難週は、例年であれば世界中から大勢の巡礼者が訪れる。しかしローマ教皇庁は15日、今年は一般公開を見送ると発表した。教皇が一般の人の前に姿を見せる毎週の礼拝は4月12日まで中止され、ライブ中継に切り替えられる。

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