英雇用・年金相、辞任と離党を表明 ジョンソン首相に抗議

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英国のラッド雇用・年金相が辞任と保守党からの離脱を明らかにした/OLI SCARFF/AFP/Getty Images

英国のラッド雇用・年金相が辞任と保守党からの離脱を明らかにした/OLI SCARFF/AFP/Getty Images

(CNN) 英国のラッド雇用・年金相は7日、ジョンソン首相への書簡で辞任と与党・保守党からの離党を表明した。

ラッド氏はこの書簡で、ジョンソン氏が欧州連合(EU)からの離脱問題をめぐり、保守党の下院議員21人を除名した判断を支持できないからだと述べた。

議員らは3日、「合意なき離脱」の阻止に向けた動議に賛成票を投じた後、党から除名されていた。

ラッド氏は辞任を表明したツイートの中でも「善良で忠実な穏健派保守党員が追放されたことに耐えられない」と説明し、ジョンソン氏にあてた2ページの書簡を公開した。

それによると、ラッド氏は当初、EU側との間で「合意なき離脱」の選択肢を残すことにより、期限の10月31日に合意のうえで離脱できる可能性を最大限に高められるはずだと考えていた。だが今となっては、「合意したうえでの離脱が政府の主目的とは考えられない」という。

同氏は議員らの除名処分を、ジョンソン氏による「政治的破壊行為」と呼んで非難している。

ラッド氏はエネルギー気候変動相などを歴任し、2016年7月~18年4月には内相を務めた。

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