G20開幕 安倍首相、貿易制限の応酬に警鐘

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日本での初開催となるG20サミットが大阪で開幕/Kim Kyung-Hoon/Pool/Getty Images

日本での初開催となるG20サミットが大阪で開幕/Kim Kyung-Hoon/Pool/Getty Images

(CNN) 日本で初開催となる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が28日、大阪市で始まった。議長の安倍晋三首相は各国首脳を招いた全体会合の冒頭で、世界的に通商関連での緊張が高まっている現状に対し警鐘を鳴らした。

安倍氏は冒頭のスピーチで今回のサミットについて「対立を際立たせるのでなく、互いの共通点を見いだす」ものにしたいと抱負を述べた。

そのうえで通商問題に言及し、「グローバル化による急速な変化への不安や不満が、時に保護主義への誘惑を生み出し、国と国の間に鋭い対立も生み出しているが、貿易制限措置の応酬はどの国の利益にもならない」「いかなる貿易上の措置も世界貿易機関(WTO)協定と整合的であるべきだ」との認識を表明。世界的な貿易活動の現状に関して、深刻な懸念を抱いていると付け加えた。

この後、トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領と会談。記者とのやりとりでロシアによる米国の選挙への介入問題を取り上げるのかどうか尋ねられたトランプ氏が、笑顔を浮かべてプーチン氏を指差し「選挙に首を突っ込まないように」と冗談交じりにくぎを刺す一幕もあった。

「選挙に介入しないように」とトランプ氏/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images
「選挙に介入しないように」とトランプ氏/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

マラー元特別検察官の指揮の下で行われたロシア疑惑をめぐる捜査が終結して以降、両首脳が顔を合わせるのは初めて。トランプ氏はプーチン氏と極めて良好な関係を築いていると強調し、今後多くの成果が得られるだろうと語った。

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