ノートルダム火災で周辺の鉛汚染確認、吸引の有害リスクなし 仏警察

ノートルダム大聖堂の火災で崩れ落ちた天井や尖塔から鉛が溶け出した/Chesnot/Getty Images

ノートルダム大聖堂の火災で崩れ落ちた天井や尖塔から鉛が溶け出した/Chesnot/Getty Images

パリ(CNN) パリのノートルダム大聖堂で今年4月に起きた火災で、パリ市警は11日までに、大聖堂前方にある広場や周辺道路に極めて高水準の鉛成分が検出されたものの吸引が有害となる危険性はないと発表した。

声明で、火災後に実施したサンプル検査で大気からの鉛摂取に絡んでリスクはないことが判明したと指摘。ただ、大聖堂の近辺地区でほこりなどに変化した鉛の成分を確認したと報告した。

フランスの環境保護団体「ロバンデボワ」によると、火災では大聖堂の屋根や尖塔(せんとう)などに使われていた300トンの鉛が溶けていた。

地元の衛生行政当局によると、閉鎖が続いている同広場で検出された鉛の成分は安全上の許容値とされる1キロ当たり0.3グラムの32~65倍の水準となっている。市警の声明によると、1キロ当たり10~20グラムの非常に高い数値となっている。

警察は6歳以下の児童や妊娠中の女性は多数回の吸引によって鉛中毒の被害を最も受けやすいと警告した。また、現場周辺をたびたび通る住民に対しては習慣的に手を洗うよう助言。近隣住民にも居住のアパートをぬれたモップや衣類でふくよう求めた。

AFP通信によると、ロバンデボワは火災発生直後、大聖堂は「有毒廃棄物の状態に化した」と指摘。フランス当局に対し、火災で生じた大量のがれきと灰、鎮火作業で出た廃水を無害化する作業を求めてもいた。

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