ノートルダム火災巡る陰謀説、ネットで横行 SNSは対策に躍起

ノートルダム大聖堂火災について、虚偽の情報がネット上で拡散している/AFP/Getty Images

ノートルダム大聖堂火災について、虚偽の情報がネット上で拡散している/AFP/Getty Images

ロンドン(CNN Business) フランス・パリのノートルダム大聖堂で起きた火災を巡り、陰謀説やフェイクニュースがネット上で出回っている。

陰謀説の拡散で有名なウェブサイトには、ノートルダム大聖堂の火災は放火だったとする記事が掲載された。この説の根拠とされた虚偽情報のツイートは後に削除されたが、問題の記事は掲載され続けている。

出火原因についてパリ検察は16日の記者会見で、まだ断定はできないものの、事故だった可能性が大きいと述べ、「故意による犯行だったことをうかがわせる痕跡はない」としていた。

それでもSNSにはデマの投稿が後を絶たず、ツイッターではCNNに見せかけたアカウントから、大聖堂の火災はテロだったとするツイートが投稿された。

このアカウントは4月に開設されたもので、CNNがツイッターに通報すると、わずか数時間で削除された。

掲示板サイトでも陰謀説の投稿が横行し、SNSでは多数のフォロワーを持つユーザーが陰謀説を投稿。少数派の人種や宗教が関与したとするデマも飛び交った。

カトリック教会がフランスで冒涜(ぼうとく)されていると主張する無関係の古い記事も、放火説の根拠の1つとして利用されているようだ。

別のアカウントには、ガソリンタンクと「アラビア語の文書」が大聖堂の近くで見つかったという2016年の記事が掲載された。

大手SNSは、デマの拡散を食い止めようとして苦戦しているようだ。ユーチューブではノートルダム大聖堂の火災に関連して、2001年9月11日の米同時テロの情報が表示される手違いも起きた。

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