トルコ地方選 野党が首都などの市長選に勝利、与党は異議申し立て

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アンカラ市長選の速報を見て喜ぶ野党支持者/Getty Images

アンカラ市長選の速報を見て喜ぶ野党支持者/Getty Images

(CNN) トルコで3月31日に実施された統一地方選で、エルドアン大統領が率いる国政与党・公正発展党(AKP)が敗北した最大都市イスタンブールや首都アンカラの市長選の開票結果について、AKPが2日、正式に異議を申し立てた。

AKPイスタンブール支部の責任者は記者会見で、同市39選挙区の開票結果に異議を唱えた。その理由として、集計された数字と選管に提出された数字が食い違っていたと指摘。さらに無効とされた31万9570票にも疑問を投げ掛け、これらの票で結果が変わる可能性もあると述べた。

国営アナトリア通信によると、イスタンブールの5つの選挙区がAKPの要請を受け、3日に無効票を再集計することを決めた。

同市ではエルドアン氏が市長に就任した1990年代以降、地方選でAKPが敗北したことはなかった。

AKPはアンカラでも全25選挙区の結果に異議を申し立てている。支部の責任者は、3217の投票箱で票数が正しく加算されていないなどの問題が見つかったと発表した。

アンカラでもAKPの敗北は25年ぶりとなる。

トルコ選管は両市の開票結果の有効性について、今のところコメントを出していない。

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