「平成」に代わる新元号、1日に発表 新たな時代の始まり

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「平成」に代わる新たな元号の発表が間近に迫っている/CHARLY TRIBALLEAU/AFP/AFP/Getty Images

「平成」に代わる新たな元号の発表が間近に迫っている/CHARLY TRIBALLEAU/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) 政府は現行の「平成」に代わる新元号を来月1日に発表する。国の歴史と深く結びつく元号の変更は、日本人にとって文字通り新たな時代の始まりを意味するものにほかならない。

「平成」の時代が始まったのは今から30年前の1989年。現在の天皇陛下の皇位継承に伴い、「昭和」から「平成」へと元号が変わった。

天皇陛下は4月30日に退位の儀式を行い、翌5月1日に皇太子殿下が第126代の天皇に即位する。天皇の退位が行われるのは過去200年間で初めて。

現状、元号は新たな天皇の即位とともに改められる仕組みとなっているが、過去においては必ずしもそうではなかった。例えば江戸時代末期の元号である「安政」は、相次ぐ自然災害や京都御所での火災の発生を受けて採用された。その文字が示すように、平穏な時代が到来することを祈念しての改元だった。

平成に代わる元号が採用されれば、コンピューターの日付表示などでも技術的な対応が必要になる。米マイクロソフトなど大手テクノロジー企業は、新元号に関する更新プログラムの配布といった措置をすでに講じている。

ただNHKによれば、政府が先月行った調査では、対象となった国内企業の約20%が自社のコンピューターシステムについて、元号を使用しているかどうか確認していないと回答。政府当局者は、対応が不十分だとコンピューターが日付を認識できず、データ処理でエラーが発生しかねないと警鐘を鳴らしている。

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