小惑星リュウグウ探査のはやぶさ2、水の存在など「興味深い発見」

小惑星リュウグウに存在する水の量は予想よりもはるかに少ないという/Seiji Sugita

小惑星リュウグウに存在する水の量は予想よりもはるかに少ないという/Seiji Sugita

(CNN) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、小惑星「リュウグウ」で観測を続ける探査機「はやぶさ2」が、水の存在などについて「非常に興味深い発見」を重ねていると発表した。

リュウグウは岩の塊が集まってできたとみられるコマのような形の天体。はやぶさ2は2月、着陸に成功して試料を採取した。

はやぶさ2が収集した画像やデータを基にリュウグウの質量、大きさ、形、密度、回転、地質学的性質などを報告した論文が、19日付の米科学誌「サイエンス」に掲載された。

研究チームの杉田精司・東京大学教授によると、リュウグウに存在する水は予想よりはるかに少ないことが分かった。リュウグウは誕生したのが約1億年前と比較的新しく、分裂する前の「母天体」にも水はほとんどなかったと推定される。

これは地球上の水の起源を探ったり、地球外生命体の存在を調べる対象を絞ったりするうえで重要な意味を持つ発見だという。

はやぶさ2の探査と並行して、米航空宇宙局(NASA)は小惑星ベンヌに探査機「オシリス・レックス」を送り込み、JAXAと情報を交換している。ベンヌもリュウグウと同様、岩石に覆われたコマ状の小惑星だが、水分はリュウグウのほうがはるかに少なく、大きな違いがあることが分かってきた。

はやぶさ2は2020年に帰還する予定。持ち帰る試料の分析に期待が寄せられている。

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