サイクロン被害のモザンビーク、道路脇に「300~400人の遺体」

モザンビーク・ベイラ(CNN) サイクロンによる壊滅的な被害を受けたモザンビーク中部ベイラで、道路脇の土手に「300~400人」の遺体が並んでいることが目撃者の証言でわかった。洪水に見舞われた地域では水が海のように広がった状態で、宇宙からの衛星画像でも確認できる。

サイクロン「イーデイ」は14日に上陸した。被災したジンバブエ人、グラハム・テイラーさん(62)の証言は、イーデイの死者数が公式推計を大幅に上回る可能性を示唆している。これに先立ち、現場入りした救助機関の報告では、村や町が完全に水没した様子が詳しく説明されていた。

テイラーさんによると、遺体があったのは6キロにわたる幹線道路沿い。一帯にはサトウキビ農園周辺の複数の村があり、完全に水没した。

モザンビークではサイクロン襲来後に2つの主要河川が決壊して広範囲が冠水しており、この一帯はそのごく一部に過ぎない。

ベイラの位置/maps4news/here
ベイラの位置/maps4news/here

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は声明で、被害状況は「われわれが想像していたよりも悪い」と述べ、今後数週間の間に人道上のニーズは増加の一途をたどるだろうと警告。洪水が感染病拡大の温床になるとも指摘した。

ベイラ西郊にあるブジでは水没範囲が極めて大きく、宇宙から撮影した衛星画像でも冠水が確認できるほどの規模となっている。

一帯には20万人あまりが住む。水没した村から来たという男性はCNNの取材に、「すべてが破壊された。あそこには何も残っていない」と語った。

モザンビークのロザリオ首相はベイラでの記者会見で、公式の死者数が293人に上ったと発表している。「この数字は増えるとみている」と述べた。18日にはニュシ大統領が、あらゆる情報からみて「1000人以上が死亡した可能性がある」と述べていた。

被害はモザンビーク以外でも広がっている。国連は隣国のジンバブエで259人、マラウイで56人の死亡を確認した。

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