サウジ、王女を駐米大使に任命 女性の大使就任は初

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サウジアラビアの駐米大使に就任するリーマ王女/CNN

サウジアラビアの駐米大使に就任するリーマ王女/CNN

(CNN) サウジアラビアは25日までに、王族の女性メンバーであるリーマ・ビント・バンダル氏を駐米大使に任命した。サウジで女性が大使に就任するのは初めて。

リーマ王女はサウジ国内で女性の権利擁護の活動に取り組んでおり、政界での存在感も急速に高めていることで知られる。ムハンマド皇太子の弟のハリド王子に代わり、駐米大使の任に就く。

リーマ王女に近い人物によれば、王女は父親が駐米大使を務めていた1975年ごろから2005年まで、ワシントンで生活していた。現在は10代の子どもが2人いる。

上記の人物は、王女の駐米大使任命について、昨年10月に起きたサウジ人記者の殺害事件より前に決まっていたと説明。それでも、事件を受けてサウジに対する国際的な批判の声が高まるなか、王女を就任させる背景には米国との間で穏やかな関係を築こうとする意図があるとみられる。

リーマ王女は現在、サウジ国内のスポーツを統括する組織に携わり、女性のスポーツへの参加促進に取り組んでいる。以前は教育省で、女子生徒への体育の授業を認める改革にも加わった。

昨年は、女性の運転やスポーツ施設への入場を解禁した政府の施策に対し、称賛の言葉を述べていた。

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