イラン、まもなく衛星打ち上げか CNNが画像入手

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打ち上げ準備が進んでいることを示すイラン北東部の宇宙センターの衛星画像/Planet Labs

打ち上げ準備が進んでいることを示すイラン北東部の宇宙センターの衛星画像/Planet Labs

ワシントン(CNN) イランは北部セムナン州の宇宙センターで人工衛星打ち上げの準備を続行し、すでに最終段階に入っていることが9日までに分かった。CNNが入手した最新の衛星画像から判明した。

画像は米プラネット・ラブズ社が今月4日と6日、7日に撮影し、米ミドルベリー国際大学院モントレー校(MIIS)の研究者らが分析した。

イランの複数のメディアは最近、通信衛星の打ち上げが間近だと伝えていた。新たな画像によると、打ち上げ用の新型ロケット「シモルグ」を、組み立て工場から発射台へ運搬する作業などが進んでいる模様。数週間以内に打ち上げられる可能性が高いという。

2017年に行われたシモルグの発射実験でも、直前に同様の動きがみられた。

軍事目的であることを示す兆候はないが、米国はこれまで、シモルグに弾道ミサイルと全く同じ技術が使われていると主張し、打ち上げに強い反発を示してきた。

ポンペオ米国務長官は先週の声明で、ロケット打ち上げはイランの弾道ミサイル開発を禁止した国連安全保障理事会決議に違反していると改めて強調。同国が衛星打ち上げの計画を中止しなければ、追加制裁を科すことも辞さないとの姿勢を示唆していた。

ただ、ポンペオ氏が声明の中で、イランの衛星打ち上げロケットは米本土に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)にも匹敵すると述べたことについて、MIISの研究者は「シモルグはICBMではなく、弾道ミサイルとして使われたとしても米本土には届かない」と指摘している。

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