型破りなトランプ外交、日中の接近招く結果に

長く複雑な歴史を共有することで、日中両国の溝はなかなか埋まらないのが実情だ/JIJI PRESS/AFP/Getty Images

長く複雑な歴史を共有することで、日中両国の溝はなかなか埋まらないのが実情だ/JIJI PRESS/AFP/Getty Images

外交面では、北朝鮮との高官級の交渉で、北朝鮮や韓国、米国の間でかやの外に置かれていた。日本側はそれを重く受け止めている。

オーストラリアなどの同盟国と異なり、日本は鉄鋼やアルミニウムの輸入品にかかる関税からの免除の措置を受けられなかった。むしろ、トランプ氏は日本との貿易について厳しい言葉を浴びせた。

今年4月には、トランプ氏がツイッターで、日本は「何年にもわたり貿易で我々に打撃を与えている」と発言。日本の対米貿易黒字は700億ドルに近い数値となっている。

オーストラリアのシンクタンク、ローイー・インスティチュートの上級フェロー、リチャード・マクグレガー氏は「トランプ氏の貿易に関する政治意識は1980年代からそのまま出てきたようなものだ」「トランプ氏は日本や韓国が公正にプレーしていないと信じていて、その見方に固執している」と語る。

長年のライバル関係

米国の敵対的な姿勢により日中が接近するとしても、両国の共有する長く複雑な歴史は、永続的な友好関係の樹立を難しいものにしている。

両国の関係は第2次世界大戦以降、不安定な状態のままだ。背景には戦時中の日本の中国占領に対する中国側からの強い反発がある。

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