米CIA長官、サウジ記者の死亡めぐりトルコ訪問へ
(CNN) トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件の捜査をめぐり、米中央情報局(CIA)のハスペル長官がトルコへ向かっている。ハスペル氏の日程に詳しい情報筋が明らかにした。
ハスペル氏のトルコ行きはロイター通信が最初に報じた。CIAにコメントを求めたが、返答は得られていない。
サウジ当局は19日、カショギ氏が総領事館内で死亡したことを認め、けんかが原因だったと発表。トランプ米大統領はこの説明を信じる立場を示し、「非常に重要な第一歩だ」と評価していた。
だがトランプ氏は22日午後、ホワイトハウスで記者団に「これまで聞いた話に満足してはいない」とコメント。サウジが報告書の発表までに設けた1カ月という期間は、不必要に長いと批判した。
また、米国がサウジやトルコに配置している「非常に優秀な」要員が23日までに帰国する予定だとして、新たな報告に期待を示した。
トランプ氏は21日、この事件をめぐってトルコのエルドアン大統領と電話で会談していた。22日の会見では、サウジのムハンマド皇太子とも話し合ったと述べた。