シリア北西部イドリブに空爆、ロシア機か 9人死傷

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爆撃によって舞い上がる煙=イドリブ県/OMAR HAJ KADOUR/AFP/Getty Images

爆撃によって舞い上がる煙=イドリブ県/OMAR HAJ KADOUR/AFP/Getty Images

(CNN) シリア反体制派の最後の拠点となった北西部イドリブ県が8日、空爆を受けたとみられる。現地のボランティア救助組織「シリア民間防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」などが報告した。

ホワイトヘルメッツは、8日の空爆で4人が死亡、5人が負傷したとツイートし、攻撃の場面とされる写真を投稿した。

反体制派の在英NGO「シリア人権監視団」も、イドリブで同日「集中的」な空爆があったと伝えた。

両組織とも、ロシア機による空爆との見方を示した。

シリアのアサド政権を支援するロシアとイラン、反体制派を支援するトルコの各首脳は7日、イランの首都テヘランで会談し、イドリブでの停戦を協議したが合意には至らなかった。

トランプ米大統領は3日のツイートで、ロシアとイランにイドリブ攻撃を自粛するよう呼び掛けていた。しかしホワイトヘルメッツや反体制派メディアによると、その数時間後にはロシア機がイドリブ西部を空爆した。

米当局者らは最近、イドリブ攻撃に化学兵器が使われるとの懸念を強めている。

イドリブ県には約7万人の反体制派武装勢力が結集し、一般市民の人口も約300万人と、内戦前の2倍に膨れ上がっている。

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