中国で見えてきた不妊問題<2> 声に出せない苦悩

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ラボで卵細胞を集める技術者

ラボで卵細胞を集める技術者

また同報告書は、中国の不妊治療院の治療技術は時代遅れで、他国の治療院ほどの成果は上がっていないと指摘する。

同報告書によると、中国の受胎率は30~40%で、同60~65%の米国、タイ、マレーシアなどの国々に後れを取っているという。そのため、多くの中国人がより質の高い不妊治療を求めて海外に渡航しており、渡航先として特に人気が高いのが米国とタイだ。

米ロサンゼルスの不妊治療の専門医ハル・ダンザー医師は、多くの中国人患者を抱える。ダンザー医師は、子作りの先送りが不妊の唯一の原因ではないと指摘する。

「私の知る多くの中国人実業家たちは、週6日、1日12時間働き、食生活も乱れている。彼らは太りすぎで、たばこを吸い、大量の酒を飲む。彼らの精子は元気がない」とダンザー医師は言う。

次回「中国で見えてきた不妊問題<3> 伝統療法と最新の治療法」は7月17日公開

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