中米グアテマラで火山噴火 7人死亡、20人けが

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フエゴ火山の噴火により、30キロ以上離れたグアテマラ市にも灰が降った

フエゴ火山の噴火により、30キロ以上離れたグアテマラ市にも灰が降った

(CNN) 中米グアテマラで3日、フエゴ火山が噴火して少なくとも7人が死亡、20人が負傷した。グアテマラ当局が明らかにした。同火山の噴火は今年に入って2度目。

グアテマラの国家災害対策当局によると、噴火によって溶岩が流出し、上空には9000メートル以上の高さにまで噴煙が上がった。

噴火の影響は170万人に及んでいる。住民は3100人あまりが避難、捜索救助活動は夜に入っても続けられた。

これまでのところ、子ども12人を含む15人が入院した。中には重い火傷を負った患者もいるという。

スペイン語で「火」を意味するフエゴ火山はサカテペケス県の歴史都市アンティグアの近郊にあり、中米の火山の中でも特に活発な活動を続けている。アンティグアの人気観光地や県内の各地にも火山灰が降り注ぎ、車や住宅などが火山灰に覆われた

火山の南部に位置するエスクィントラ県にも噴火の影響が及んでいる。火山灰は40キロほど離れた首都グアテマラ市にも到達し、同地の国際空港は閉鎖された。空港では軍が出動して滑走路の火山灰を除去する作業に当たっている。

グアテマラ国立地震学・火山学・気象学・水文学研究所によると、フエゴ火山では今も爆発的噴火が続いている。当局は、降雨が続けば土砂崩れが起きる恐れもあるとして、火山付近の道路は通行しないよう呼びかけた。

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