ロシアが「ドアノブへの神経剤塗布を試験」 英首相補佐官

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神経剤による攻撃を受けたセルゲイ・スクリパリ氏(左)と娘のユリア氏

神経剤による攻撃を受けたセルゲイ・スクリパリ氏(左)と娘のユリア氏

また、旧ソ連が1980年代に第4世代神経剤「ノビチョク」を開発した経緯も示し、旧ソ連構成国で独立後も「攻撃目的の化学兵器プログラム」を進めていたのは恐らくロシアだけだとしている。国家以外が製造、利用することは考えにくいとも指摘する。

さらに、ロシアが戦争用の化学剤の使用法を試験し、人的訓練を行うプログラムにも触れ、「直近10年間でロシアは少量のノビチョクを製造、貯蔵していた」とも言及した。

ロシアは事件への関与を全面否定。一方、英国側はロシア政府の関与を主張しており、両国間で外交対立に発展している。

ロシア外務省のザハロワ報道官は12日の声明で、「ロシアの専門家が被害者への接触や、化学兵器禁止機関(OPCW)の報告書で言及されている物質へのアクセスが認められない限り、スクリパリ氏の件に関するいかなる結論も信用しない」と主張した。

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