米欧がロシア外交官100人以上を追放 元スパイ襲撃に報復

2018.03.27 Tue posted at 12:00 JST

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ワシントン(CNN) 米国と欧州連合(EU)の一部加盟国などは26日、英国に滞在するロシアの元スパイらが神経剤で襲われた暗殺未遂事件への対抗措置として、ロシアからの外交官合わせて100人以上を追放すると発表した。

トランプ米大統領は同日、ロシアの情報要員と断定された同国外交官60人の国外追放と、シアトルにあるロシア総領事館の閉鎖を指示した。トランプ政権がロシアに対してこれほど厳しい措置を取ったのは初めて。

複数の米政権高官によると、追放される外交官60人のうち48人は首都ワシントンのロシア大使館、12人はニューヨークの国連代表部に配置されていた。

サンダース米大統領報道官は、ロシアが英国で軍用級の神経剤を使用したことに対する報復だと述べ、米国の安全を強化するための措置だと説明した。シアトルの総領事館は「潜水艦基地とボーイング社に近い」との理由で閉鎖されるという。

これに先立ち、英国はロシア外交官23人の追放を発表。EUの14カ国がそれぞれ1~4人、ウクライナが13人、カナダが4人を追放する。EUのトゥスク大統領は、今後数日から数週間のうちに追放対象の拡大を含む追加措置を取る可能性も否定できないと述べた。

英国のメイ首相はこの措置について、ロシア情報要員の一斉追放としては史上最大の規模だと指摘。同国のプーチン政権による行為は「我々が共有する価値観を侵している」と非難し、EUや北大西洋条約機構(NATO)と協力してその脅威に立ち向かうと表明した。

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