シリア東グータ、政府軍により3分割 制圧は時間の問題か

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政府軍が着実に支配地域を拡大させており、制圧も時間の問題との見方が出ている

政府軍が着実に支配地域を拡大させており、制圧も時間の問題との見方が出ている

(CNN) シリア政府軍が反体制派支配地域の東グータ地区に対する攻勢を強めるなか、現地の活動家や国営メディアによれば、同地域は政府軍によって3つに分断されたことがわかった。東グータの制圧は時間の問題との見方も出てきた。

現地の活動家がCNNに語ったところによると、シリア軍の進攻によって11日に東グータの最大都市ドゥマは反体制派の主要な供給ルートから切り離された。ハラスタの街も反体制派の支配地域から孤立。中部や南部にある街や村も分断されたという。

国営メディアによれば、政府軍が東グータの北部と南部の間にあるテロ組織の供給ルートと移動ルートを完全に断ち切った。これにより、テロ組織の敗北が加速するとしている。

シリア軍は2月半ばに東グータへの進攻を開始し、着実に支配地域を広げてきた。

専門家からは、東グータの制圧は時間の問題との見方が出ている。首都ダマスカスの近郊に位置する東グータは反政府勢力が支配する最後の主要な地域のひとつだった。

国境なき医師団(MSF)の先週の発表によれば、政府軍による進攻が始まった最初の2週間で1000人を超える人々が死亡し、4800人が負傷した。この数字はMSFが治療していない人を含んでいないことから、全体の死者数の一部に過ぎないとみられている。

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