ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏、「日の名残り」など

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カズオ・イシグロ氏が2017年のノーベル文学賞を受賞

カズオ・イシグロ氏が2017年のノーベル文学賞を受賞

(CNN) スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞に英国の作家、カズオ・イシグロ氏を選出したと発表した。「日の名残(なご)り」、「わたしを離さないで」などの作品で知られる。

スウェーデン・アカデミーのサラ・ダニウス事務次官はイシグロ氏について「感情を強く揺さぶる小説作品を通じ、底知れぬ奈落の存在を暴き出して見せた。その深淵は、世界とつながっているという我々の実体なき感覚の下に潜んでいるものだ」と述べた。

ノーベル賞の公式ツイッターは、イシグロ氏の作品と最も関連の深いテーマとして「記憶、時間、自己欺瞞(ぎまん)」を挙げている。

イシグロ氏は62歳。5歳のとき、家族とともに日本から英国に移り住んだ。1989年に出版した「日の名残り」で英国の権威ある文学賞、ブッカー賞を受賞し、世界的な名声を得た。

同作は93年に英俳優アンソニー・ホプキンス主演で映画化され、アカデミー賞にノミネートされている。

最新作は2015年出版の「忘れられた巨人」。

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