オックスフォード、スーチー氏表彰を撤回 ロヒンギャ問題で

2017.10.05 Thu posted at 11:35 JST

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(CNN) ミャンマー西部ラカイン州の衝突で少数派のイスラム教徒ロヒンギャが窮状に陥っている問題を巡り、ミャンマーの事実上の政権トップ、アウンサンスーチー国家顧問に対して英オックスフォード市が過去に授与した「オックスフォードの自由」の表彰が撤回されることになった。

オックスフォードの自由は1997年、民主化運動への貢献をたたえてスーチー氏に授与された。しかし市議会は2日夜、これを撤回する超党派の動議について審議を行い、表彰はもはや適切ではなくなったと判断した。 市議会はスーチー氏に対し、ミャンマーでの民族浄化を阻止するため全力を尽くすよう書面で求めていたが、返答がなかったという。

スーチー氏は1964~67年にオックスフォード大学で学び、在学中に夫の故マイケル・アリス氏と出会って家庭を築いた。2012年には母校から名誉博士号を贈られている。

ミャンマー西部ラカイン州の衝突では、隣国バングラデシュへ避難したロヒンギャが8月25日以来、ほぼ50万人に達している。

スーチー氏はこの事態への対応を巡り、非難の的になっていた。

動議を提出した労働党のメリー・クラークソン議員は、スーチー氏から返答がないことや、数えきれないロヒンギャ女性が性的暴行の被害に遭っているという訴えをスーチー氏が「偽レイプ」と片付けたことなどを理由に挙げた。

スーチー氏に対する表彰撤回は、11月に開かれる次の議会で正式に勧告される。

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