トランプ氏、「北朝鮮への忍耐終わった」 米韓首脳会談

米韓首脳会談後の記者会見

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は30日、ホワイトハウスで韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談した。トランプ氏は会談後の共同記者会見で、「北朝鮮政府に対する戦略的忍耐の時代は失敗だった」と言明し、「忍耐は終わった」との認識を示した。

今回の発言は、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発の抑止に進展がない現状にトランプ氏が不満を募らせていることを改めて示したものだ。

トランプ氏は文氏のホワイトハウス訪問に先立ち、対北朝鮮圧力の強化に向けた一連の措置を承認していた。

米財務省は29日、中国の銀行や個人に対し新たな制裁を科したほか、国務省は台湾への14億ドル(約1570億円)規模の武器売却を承認。いずれの動きも中国に対するけん制を狙ったものとみられる。米国は北朝鮮に圧力をかけてその振る舞いを見直させるよう中国に再三促してきたが、成果はほとんど上がっていない。

トランプ氏は今回の会見で、米国は自国民や周辺国の安全を顧みない「北朝鮮の無謀で残忍な政権の脅威」に対峙(たいじ)していると警告。米国は引き続き、東アジア地域における自国や同盟国の利益を守るため行動していく方針だと強調した。

文氏も「北朝鮮の脅威や挑発には断固たる対応を取る」と警告し、米韓両国は共同の抑止力を「強化」していくと言明した。ただ、核開発を平和的に終了させるため、「速やかに交渉の席に戻る」よう北朝鮮政府に促す場面もあった。

共同記者会見では質問を受け付けなかった。ホワイトハウスでの首脳会談で質疑応答が行われなかったのはこれで2回連続。

文氏は6月29日夜にホワイトハウスに到着し、トランプ氏らと夕食を取った。30日朝には再びホワイトハウスを訪れ、一連の会談に出席。トランプ氏との会談では対北朝鮮政策のほか、両国の通商関係にも焦点が当てられた。

トランプ氏はこれまで米韓自由貿易協定(FTA)を米国に不利な取り決めだと批判してきた。30日に大統領執務室で文氏を迎えた際は、「韓国側と話しながら、我々は貿易協定の再交渉をしていく。両国にとって公平、公正な取り引きとなるだろう」と述べた。

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