「トランプ氏が自由の女神の首切断」、独誌の風刺画に賛否

2017.02.07 Tue posted at 09:59 JST

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(CNN) ドイツの週刊誌シュピーゲルの表紙に、米国のトランプ大統領が自由の女神の首を切断する風刺画が掲載され、世界中で物議をかもしている。

問題の風刺画はキューバから米国へ1980年に政治亡命したエデル・ロドリゲス氏の作品。トランプ大統領が左手に血まみれの包丁を、右手には首から血を流す自由の女神の頭部を掲げて立つ姿を描き、「アメリカ・ファースト(米国第一)」の文字をあしらった。

この言葉はトランプ氏が選挙運動中に使っていたキャッチフレーズで、大統領就任演説でも「この瞬間からアメリカ・ファーストになる」と宣言していた。

トランプ大統領が出したイスラム教国7カ国から米国への入国禁止や難民の受け入れ停止に対しては、世界各国で抗議運動が巻き起こっている。

これについて風刺画作者のロドリゲス氏は米紙ワシントンポストの取材に答え、「民主主義の斬首であり、神聖なシンボルの斬首だ」と主張。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」とトランプ大統領には共通点があると述べ、「両方とも過激派だ。だから互いをなぞらえた」と話している。

シュピーゲルの英語サイトに掲載された論説の中で同誌編集長はトランプ大統領について、「同氏は大統領令や任命および解任の統治スタイルで、ワシントンと同国を分断させている」と論じ、「(トランプ大統領は)自由のない民主主義を確立したいと思い、さらに悪いことに力の均衡を崩したいと思っている」と分析した。

CNNは風刺画についてホワイトハウスにコメントを求めたが、現時点で返答はない。

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