首相退陣求めるデモ、数千人が参加 マレーシア首都

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そろいの黄色いTシャツを着てナジブ首相に対する5度目の抗議行動に集まった人々

そろいの黄色いTシャツを着てナジブ首相に対する5度目の抗議行動に集まった人々

(CNN) マレーシアの首都クアラルンプールで19日、ナジブ首相の退陣を求める大規模なデモが実施され、そろいの黄色いTシャツを着た参加者数千人が道路を埋め尽くした。

ナジブ首相は政府系ファンド「1MDB」をめぐる巨額の資金流用疑惑が指摘され、退陣を求める声が強まっている。

デモを主催したのは、複数の非政府組織(NGO)が連合を組み、選挙制度改革を訴えている「ブルシ」という団体。この名前はマレー語で「清廉」を意味する。

デモは平和的に実施され、折からの雨とともに解散した。

ブルシが率いる抗議行動はこれが5回目。昨年8月の前回は、2日間にわたり首相退陣を求めるデモを展開していた。

首相府は声明で、「民主的に選出された政権を抗議デモで打倒しようとするのは不法行為だ」と主張し、参加者らは「民主主義のルールに従って、次回選挙を待つべきだ」と訴えた。

この日のデモにはマハティール元首相も参加した。マハティール氏は在任中に抗議運動を厳しく取り締まったことで知られるが、最近ユーチューブで公開されたビデオに「ブルシ」のTシャツを着て登場。マレーシアは「緊急事態」に陥っていると述べ、デモへの賛同を表明していた。

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