サウジ主導のイエメン空爆、市民30人死亡

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21日の空爆の翌日にホデイダのアルフック地区を撮影。30人が死亡した

21日の空爆の翌日にホデイダのアルフック地区を撮影。30人が死亡した

(CNN) サウジアラビア主導の連合軍がイエメン中部の港湾都市ホデイダで21日に行った空爆で、民間人少なくとも30人が死亡した。現地の医療関係者がCNNに明らかにした。

イエメン国防省は、34人が死亡し、少なくとも55人が負傷したとしている。医療関係者によれば、負傷者のうち18人は重体だという。

報道によると、サウジ軍の空爆ではホデイダの住宅密集地が標的にされ、住宅約14棟が破壊されて90棟以上が損壊した。

自宅が被害に遭って妻と子どもが負傷したという男性は、「自宅で平和に暮らしていた一家が空爆で殺害された」「絶え間ない空爆で多くの犠牲者に救助隊が近付けなかった」と憤る。

救急車は何度も現場との往復を強いられ、病院で治療の順番を待つ間に死亡した患者もいるという。

サウジ率いる連合軍の広報はホデイダ空爆で民間人が死傷したという情報について、「信頼できる証拠の裏付けがあると判断すれば、次の段階の調査に入る」と説明した。

イエメンでは民間人の犠牲がほぼ連日伝えられている。地元の治安当局者によると、22日早朝にはサーダ州で民家がサウジ軍に空爆され、子ども6人を含む少なくとも10人が死亡した。

サウジ率いる連合軍は2015年3月から、イランやサレハ前大統領派と連携する反政府武装組織「フーシ」に対する空爆を開始した。

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