拉致から逃れた女性、「ボコ・ハラムの夫に会いたい」

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アミナ・アリさん(左)は拉致されている間に結婚した夫に会いたいと訴えている

アミナ・アリさん(左)は拉致されている間に結婚した夫に会いたいと訴えている

アミナ・アリさんは、集団で拉致された日のことは思い出せないとだけ話し、それ以上は語ろうとしなかった。1年ほどたってから、アミナ・アリさんを含む数人が、妻としてボコ・ハラムのメンバーに「与えられた」という。

勇気と強さを保つことができたのは、母親に再会したいと思い続けたためだと語ったが、拉致されている間に自分が母親になった心境を尋ねられると、表情を曇らせて「答えたくない」とつぶやいた。

過去2カ月は、母親が付き添ってキンシャサに滞在している。それでもいずれチボックに戻って復学したいとアミナ・アリさん話す。

残る生徒たちの居所は依然として不明だが、ボコ・ハラムの拠点がある北東部の森林のどこかにいる可能性が大きい。

2年たっても人質を救出できないナイジェリア政府には批判も集まっている。長期間にわたって拘束されている生徒たちの中で脱出できたのはアミナ・アリさん1人のみ。今も脱出できない同級生たちに向けて希望を捨てないでほしいと語りかけ、「神が私を助ってくれたように、いつかあなたたちも救ってくれる」と呼びかけた。

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