女性がワニに襲われ行方不明、議員はワニを「擁護」 豪
(CNN) オーストラリア北東部クイーンズランド州ケアンズのビーチで、夜間遊泳していた46歳の女性がワニに襲われて行方不明になる出来事があり、地元議員は30日、被害に遭ったのは女性本人の責任であり、ワニに罪はないと発言した。
女性は現地時間の29日午後10時半ごろ、ケアンズのデインツリー国立公園内にあるビーチで泳いでいてワニに襲われ、海中に引きずり込まれた。女性は地元の住民ではなかった。
地元ノースクイーンズランド議会のウォーレン・エンチ議員は、女性が襲われた現場がワニ観察ツアーで知られる観光地に隣接していたことを指摘し、「人間の愚かさを規制する術はない」と発言。「悲しい出来事だが避けることは可能だった。あそこは船でしか行けない場所で、獰猛なワニに注意するよう促す標識もあった」「夜の10時に泳いでいれば食べられる」と語った。
救急隊は通報を受けてすぐ現場に駆け付け、夜を徹して捜索を行ったが、女性は今も見つかっていない。