ハワイ沖に「ミニバン」サイズの深海生物、海綿動物の新種か

海底に数百年前から生息か

(CNN) 米ハワイ沖の海を調査していた科学者らがこのほど、深さ2000メートルあまりの深海で新種の海綿動物とみられる巨大な生物を発見したことを明らかにした。

調査は米海洋大気局(NOAA)の観測船が昨年7月から1カ月間、ハワイ沖に広がる未探索の海域で実施した。

NOAAの科学者、ダニエル・ワグナー氏らが海洋生物の多様性に関する専門誌の最新号で報告したところによると、同氏や生物学者らのチームは、遠隔操作の装置で海底を調べている時にこの生物を見つけ、船の上から映像を通して形を把握。その大きさから、海綿動物の一種と判断した。

ワグナー氏はCNNに「映像を見た専門家はほとんど、見たことがない種類だと口をそろえた」と話す。

チームは生物の正体を探るためにサンプルを採取した。年代を特定する研究も進めている。海綿動物の寿命について詳しいことは分かっていないが、これまでに浅瀬で見つかった海綿動物の中には2300年前に誕生したと推定される例もある。

新たに発見されたのは長さ3.5メートル、高さ2メートル、幅1.5メートル以上の大きさ。数百年前から生息している可能性があるという。

ワグナー氏によると、これまで最大とされてきたのは1887年にカナダ西岸沖で見つかった海綿で、長さ3.4メートル、高さ1メートル余りで幅は50センチほどだった。

ハワイ沖の海域は非常に安定した、原始のままの環境で知られる。巨大な海綿が育ったのはこの環境のおかげではないかと、ワグナー氏は指摘している。

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