ブルキナファソ首都のホテル襲撃、死者20人 人質126人解放
(CNN) 西アフリカ・ブルキナファソの首都ワガドゥグで15日、武装した男らがホテルなどを襲撃し立てこもった人質事件で、同国のバリ外相はCNN系列局BFMTVに対し、死者数が20人に上るとの初期報告があったと明らかにした。バリ外相は、治安部隊の突入で人質126人が解放されたと述べた。
バリ外相によると、解放された人質の一部は病院に搬送された。
国営RTBテレビによると、ブルキナファソ当局はホテル内にテロリストや人質が残っていないか各部屋の捜索を実施。これまでに救出された人質には同国の閣僚も含まれているという。事件への対応では米軍やフランス軍からの物的支援も得ていた。
地元メディアによると、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」が直ちに犯行声明を出した。CNNではこれを確認できていない。
襲撃を実行したのはAQIMメンバーが率いるイスラム武装勢力「ムラビトゥン」だという。ムラビトゥンは昨年11月のマリのホテル襲撃事件で犯行を認めた勢力で、同事件では少なくとも22人が死亡した。今回の襲撃との類似性も見られるという。