英無人機、ISISの英国人戦闘員殺害 合法性に疑問の声も
ファロン国防相は8日、英メディアとの会見で、英国でのテロ計画を阻止する手段がほかにない場合、政府は今後も躊躇(ちゅうちょ)なく同様の行動を取ると断言。死亡した戦闘員らは「英国内の市街で、公共の行事などにかかわる一連の攻撃を計画していたテロリストだ」と述べた。
キャメロン首相はテロ計画の具体的な内容に言及しなかった。ただ国防省によると、英紙デーリー・エクスプレスとデーリー・テレグラフは、カーン戦闘員がエリザベス女王への攻撃を企てていたと伝えている。
首相は議会での声明で、空爆作戦についてはライト法務長官も国際法上の根拠があるとの見解を示していたと述べ、「英国は固有の自衛権を行使したまでだ」と主張した。情報当局がカーン戦闘員による「英国への直接的脅威」を認めたことを受け、国家安全保障会議の中心メンバーらが作戦実行の決定を下したという。