香港トップ、「デモ6日までに解散を」 デモ隊は続行の構え

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香港デモの現場から

香港(CNN) 香港中心街では4日夜から5日早朝にかけ、学生や民主派団体による大規模なデモが続いた。梁振英行政長官は週明けの6日を期限に解散を求めたが、デモ隊が応じる兆しはみられない。

香港島中心部の金鐘(アドミラリティ)地区では4日夜、デモ参加者が集結して指導者らの演説に耳を傾け、集会後も野宿したり通りを練り歩いたりして朝を迎えた。デモは8日目に突入している。

香港島の対岸、九龍半島側の旺角(モンコック)では3日、デモ隊と反対派との衝突が発生した。警察幹部は5日朝の記者会見で「旺角の衝突は2日前から続き、警察は現在も対応に追われている」と述べ、「デモ隊の態度は極めて非協力的だ」非難した。

梁長官は4日のテレビ演説で、デモ隊の即時解散を改めて要求。6日までには学校が授業を再開し、政府職員が職務に戻れるようにしなければならないと述べた。金鐘のデモ隊は3日、行政長官弁公室の入り口をすべて封鎖するなどして、政府職員約3000人の出勤を阻止していた。

梁長官は演説で、「政府と警察には社会秩序の回復に必要なあらゆる措置を取る責任と意志がある」と強調。「解決すべき社会問題は多いが、理性的に話し合うのが正しい解決法だ。街頭での抗議行動は問題を悪化させるばかりだ」と呼び掛けた。

これに対して学生らは同日夜もバリケードを撤去するどころか増強するなど、デモ続行の構えを示している。

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