シリアの化学兵器原料、洋上廃棄がほぼ終了 OPCW
化学兵器原料の最終分は今年6月、シリアのラタキア港からデンマーク船が運び出し、7月にイタリアの港でケープ・レイへ積み替えていた。その後、同船は地中海の公海上に移動し、処理に当たっていた。
OPCWのウズムジュ事務局長は当時、国内騒乱に襲われる国から大量破壊兵器が丸ごと取り除かれた例はないと評価していた。
ただ、シリアに無申告の化学兵器や原料が隠されているのかはわかっていない。
国連によると、シリア内戦での死者は過去3年で15万人以上となっている。